かーさんどーして はぁ〜〜〜

先日、一足お先に観させていただきました。以下ネタバレ。

春の雪」 
三島作品ってちょろっとしか読んでいないので、この映画が忠実に作品を再現しているかどうか、という判断はワタクシにはできないのですがー。
でも大正ロマンのゆったりとした時間の流れる現世離れした雰囲気と、高貴で高飛車で素直になれず、好きなくせにいぢわるーな態度をとってしまう主人公、という部分だけは、多分三島作品ぽいな、と感じる。
でも、二人が宮家を敵にまわしてまで狂おしく愛し合っている、という感じにはぜーんぜん見えない。
表現力不足?チューすればいいの?
そして、画面作りの雑さがどうにも気になる。馬車とか汽車の外の風景があまりに合成丸出しー。せっかくタイトルにもなっている「雪」のCGも美しく見えないよ…。ただし、セットの豪華さや繊細さ、色彩の美しさ、冒頭の長回しの部分は文句のつけようもございません。リー・ピンピン!


と厳しく書きましたが、韓国ドラマに対抗すべく、日本文学流に禁断の愛を描こうとする姿勢は感じることができます。まあそれくらいです。