リリー・フランキー「東京タワー」

実はもう1ヶ月くらい借りっぱなしで(申し訳ないっす)、「号泣した!」「嗚咽した!」との声、さらには、前日読んでまぶたがお岩さんのように腫れあがって会社に登場したC嬢など、数々の逸話はもちろん聞いておりましたが・・・でもどうしても手に取ることができなかったこの本。
なんとなくいろんなことが重なって、本日は飲み会を急遽とりやめ(延期してもらった)。で、とうとう読んでしまった、「東京タワー」。
・・・結論だけ言うと、ワタクシは泣きませんでした。
っていうか、途中で完璧に私自身の感情を切り離しちゃった。あまりに辛すぎて、読み続けることができなくなっちゃうから。

リリーさんはさすがイラストレーターだけあって、少年時代や過去の風景の描写がものすごく絵画的で、短いセンテンス(体言止め)でばんばん紙芝居のように情景を描くのがとても才能のある方だなぁと思いました。そして、リリーさんのオカンに対する愛情の金字塔がこの本なんだなと。

あとはもう語ることはないです。死ぬまでにやれることやらんと。そんな感じです。
リリーさんとオカンの物語はここで完結するけど、私は正直、まだ途中なんで。
っつーか、真っ只中なんで。

頑張ります(何を?)。