映画「私たちの幸福な時間」(ややネタバレ)

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韓国映画好きってわけじゃないんだけど、予告になんとなくつられて観てしまいました。
死刑を待つ囚人と、自殺願望の元歌手の交流。
死刑制度って重い。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」と「デッドマン・ウォーキング」を観たときにもいろいろ考えたけど、やっぱり絞首台に行くまでに看守2人に支えられて歩く姿は何度見ても辛いものがあります。
でも、自分の愛する家族が無残に殺されたら、犯人を殺したい、という気持ちは私はおさえられないと思う。だけど、国が人を殺す現実もまた、受け入れられない。


カン・ドンウォンはすごく繊細に演技していたと思うし、イ・ナヨンも非常にカワイ子ちゃんで、心の傷のために素直に生きられないという難しい表現がうまかったと思います。


ストーリー的には、死刑囚の罪を「仕方ない」と思わせるような殺人の描き方と(彼の罪は非常に軽い・・・みたいな。なんの罪もない人を殺したのは変わらない)、犯行にいたるきっかけとなった恋人がちっとも出てこないのには、ものすごく違和感を感じました。主人公の二人が仲良くなっていく場面ももう少し深みが欲しいとも思います。


ただ、透明な映像と2人のカワイ子ちゃんぶりには目を奪われますた。はい。
またパーマかけて前髪作っちゃおうかなあー(影響されやすい性格)。