映画「めがね」(ネタバレややあり?)

一足先に試写会行って観てきやしたあー。
かもめ食堂好き、すいか好きのワタクシとしては一言「よし。」って感じの映画でした。
・・・実は観たのが結構前で、だいぶそのときの感想忘れちゃってるの。。。とほほ。
観てすぐに書いたメモを一応載せときます。興奮が伝わるかなあ。

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映画を観ていたはずなのに、いつのまにか登場人物のように、思わず自分までもが「たそがれてしまった」初めての作品。それくらい、自然に映画の中に自分が溶け込んでいった感覚。
劇中出てくる料理そのままに、派手さはないけれど、手が込んでいて隅々まで行き届いた映像は見事で、劇場にいるのに、まるで自分が島にいるかのよう。風の音、光、鳥の声、そして島の空気までも実際に感じることができた。
みんながあの島でたそがれて(「たそがれる」がこの映画のテーマ)、自然な自分に“かえって”いくように、私にとってもこの映画が自分に“かえる”ための場所になっていくような気がする。自分が疲れたときやちょっと原点にかえりたいとき、島に行くような感覚でこの映画をもう一度観ることになるだろう。そして「めがね」でゆっくり、心とカラダの洗濯。
それにしても、お腹をすかせて映画を観に行ってしまったことを激しく後悔した。かもめ食堂のときにも同じことを思ったのに・・・
そして、人生を変えてしまうほどのカキ氷、私も食べたいと切望する。



うーん。伝わるかなあ?
小林嬢ともたいさんの関係は「かもめ」とは反対になっており、小林嬢が今度は島に行くストレンジャー。もたいさんは謎の女性・・・というのかな。島で小林嬢を待ち受ける形です(正確には違うんだけど・・・)。
ストーリー的にはそんなにアップダウンはないけれど、こまかーい笑いポイントがあって、意外にも男性(おじちゃん)が結構声出して笑ってました。やっぱりこの二人に尽きますね。台詞なくても、空気感でまくりますから。
光石さんも加瀬氏もふつーによかったです。市川嬢演じるハルナさんだけが、私としてはちょーっとだけ違和感ありますけど。島の外から来たっていう設定なんでしょうかね?ちょっと一歩ひいた感じがありましたが、それはそれでよしとします。
とにかく・・・空気を味わって下さい。それにつきます。
そして、必ず!ゴハン食べてから観に行ってください!!!!