映画「ぐるりのこと。」

リリーフランキー木村多江。橋口監督6年ぶりの映画は夫婦の愛の物語。
何気ない会話ややりとり、2人だけの秘密のような赤裸々な会話。自然さがたまらなくいとおしい作品です。
ただ。私個人的にはどうしても消化不良。
リリーさんが法廷作家で、さまざまな心が暗くなるような事件の判決が次から次へと押し寄せるのですが、どうしても二人の生活と結び付けられない。
過去に体験した(あるいは擬似体験した)出来事が、鋭いナイフのような嫌な台詞が繰り出されるたびにフラッシュバックしてくるんだけど、それが。うーん。結びつかないんですよね、私的にね。


夫婦の物語としては本当にぽっとあったかいいい物語です。これは、断言。
でも。なんか、まだイマイチすとんと来ないのは私だけなんでしょうかね。。。くすん。