「かもめ食堂」

やっと観ました。やっぱいいですねー。これは、ストーリーとかじゃなくて雰囲気を味わう映画です(力説)。
全然飽きることなく、むしろあっという間にエンドロールでした。
正直言うと、ここに出てくる人たちは、それぞれ事情があるにせよ、みんなほとんど互いに踏み込まないので、そこがファンタジーっぽい(悪くいうと人間くさくない)んだけど、それがふわっとした面白みになってるんでしょう。みんながそれぞれ干渉したり感情をぶつけあったらどうなんだろう・・・とちょっと想像してみたり。
アキ・カウリスマキ監督の「過去のない男」(ダイスキな映画の一つ)の主人公のおじさんがとてもいい味を出してました。彼が出てるのに気づいた時、親戚が出ているような親近感で嬉しかったです。あの困ったような泣きそうな情けない顔がたまらんのです。
お店の色といい、食器(コーヒーが入れるシマの茶碗がGOOD!)や家具、メニューやかもめのイラスト、青系のHPに至るまで、ものすごく好きです。
ついでにかもめ食堂占いなんて。http://u-maker.com/201874.html
ワタシはおにぎり(ざりがに天)でした。食えん。