今年最高

読み終わった・・・とうとう。この2冊を。
本の雑誌」ベストテンでも堂々一位のこの本。やっぱりすごい!!
青春スポーツものですけど、正直1巻目は少しダレた。。。でも、1から2、そして2から3へと続く怒涛の盛り上がり。主人公の成長とレース同様、どんどん加速度を上げて面白みが増していきました。
陸上に興味がなくても、知識がなくても自然とハマッていく自分がいたし、春高のみんながどんどん、私の想像をはるかに超えて成長していく過程は、育ゲーにも通づるカタルシスがありました(いや、ゲームなんてそんなやってないんだけど。想像で)。
あああ。一戦一戦たくましくなっていく姿。挫折。失敗。成功。すべて人ごととは思えず、一喜一憂。
3年間にわたる物語のうち、一体何度泣いたことか。一度なんて電車で読んでてウルっときて、「こりゃやばい」と本をやむなく閉じて眠ったら、終点に着いて起きた途端、目が開かなかったっていう事態にまで(カピカピやん)。会社で昼休み読んで、一人泣き、鼻水をずるずるいわせていたことだって。
単なる陸上スポーツ青春もの、って枠だけじゃなくって、人生とは、ということまで考えさせられます、たかが高校生に。されど高校生に(しかも本の中の人だって)。
青春時代体育系だった人も、帰宅部だった人も、青春時代なんてなかった人も、まるで出てくる人物が自分の仲間のような感覚で青い世界に浸れる、今年最高傑作です。おすぎです!!絶対読みなさい!!!