映画「20世紀少年」

大ヒットコミックの完全実写映画化。一足お先に失礼っ!
確かに!!漫画と同じだった!!(読んだのは結構前だったからうろ覚えだけど)
キャラも俳優陣がこれでもかと似せていて(しかもチョイ役までかなり豪華)、カット割なんかも忠実。
2時間20分とかなりのボリュームでしたが、息つく暇もなく、あっという間の展開でした。
パート2も是非観たい、と思わせる上手な作りでした。


だが。ここでひとつ、疑問が。
結局、漫画と一緒だった、ってホントにそれだけなんです・・・
漫画を読んだ人は何を期待して、この映画を観るんだろうか。かなり疑問。
たとえば、のだめカンタービレ(ドラマ)や、デトロイト・メタル・シティ(映画)は、音楽があるんですよ。
漫画だけでは知識がないとわからない、協奏曲だの、ロックだの、SATSUGAIとか。
それを映像と共に体験できるというのは、ストーリーをしっかり楽しむためにも大事なんだけど。
うーん。この作品には、何があるんだろう・・・漫画を映像化する意味が。
と、考えながら観てしまいました。
とにかく、良くも悪くも、漫画と全く一緒です。今言えるのは、それだけかな。
唯一、期待できるのは、チラシにもあった「コミックとは異なるストーリー展開」ってとこだね。