これからのヒット予測

いやー。昨日の阿佐ヶ谷姉妹は、相当破壊力ありましたねー。
すんげーすっぱかったですけど、笑いましたね。うんうん。しゃばだばどぅー♪


そんな感じで、なぜかよく「次は何がクルの?」「次は誰が売れるの?」なんて聞かれてしまうワタクシです(仕事がらなのかなあ・・・)。
私だってそんなわかるわけじゃないんだけど、直感、というのでしょうか。。。


と思ってたら、すっごい的確に今のシーンを分析していたコラムがあったのでご紹介します。



この頃のラブソングは、「私の気持ち」「俺の気持ち」の行き場所探しでいっぱいいっぱいです。
そこにあるのは相手の気持ちよりも、自分の気持ちを大切にする気持ち。音楽でも小説でも映画でも、「自分の気持ちの確認作業」が、ユーザーのプライベートにカンタンに変換できる作品がヒットしているような気がします。

亀田誠治氏「ヒットの理由」オリコンBiz 2008.9.22より 抜粋)



まさにその通り!!!!大拍手。です。
ホントに「あー、それ私のこと!」みたいなものが売れる時代です。例えば大ヒットとなった「B型自分の説明書」なんかもそうだし。
「これ私の言ってる」「ウチラのこと唄ってくれてるー」「ウチラの気持ちだー!」
この『共感』『代表』というのが、次に売れるキーワードになってくると思います。



そういった意味で、次に確実に“くる”アーティストは先日も取り上げた「上松秀実」ちゃんですね(ふんーと鼻息)。




そして同じコラムで亀田氏は、Soulja「ここにいるよ feat.青山テルマ」とSpontania feat.JUJUの「君のすべてに」をとりあげて、恋愛模様をこう語ります。



「昨今のラブソングは男女の日常の「すれ違い」をテーマにした作品が急増中です。それは言い換えると、「すれ違いに費やされた月日の長さ=二人の恋愛の重さ」という明快なシーン設定が、昨今のユーザーの恋愛観によ〜く響くということです。
「終わるようで終わらない」「終わらせたくないけれど終わりそうだ」・・・。この微妙な心の触れ幅こそが、「08年の男女恋愛模様」だと思います。<中略> どれもこれも、携帯電話という手のひらの上で「気持ちを確認」することによって繰り広げられる、確証の持てないコミュニケーションの代償かもしれませんね

亀田誠治氏「ヒットの理由」オリコンBiz 2008.9.22より 抜粋)



あーもう。その通りです。これ以上なにも言えません。
だから、映画もドラマも、すれ違ってすれ違って、でずっとうじうじ自分の気持ちばっかり言ってる弱めな主人公を描けば、これ絶対ヒットするぜ!!!
小説や漫画ばっかりパクってる場合じゃないんだってば!!!!
(と強く強く言っておく。映画化!ドラマ化!ってのはもう本当にいらない!!!)



でもなんか、もうみんな自己チューのかたまりで、人の気持ちなんて想像できなくて(っていうより人の気持ちを考える、ってことさえももう思いつかないんだろうなー。ゆとりッ子達は。)、自分が自分が、って言ってる時代(あー、私も含めてね)って、すごく寂しいですよね。
欲しい欲しいと欲しがるよりも、まずは相手のことを考えて、相手が欲しいと思われることを過不足なく与えること。
難しいことですが、あらためて肝にめいじます。





うーん。カラダ痛いよーーーー。明日マッサージ行こ。